2025年10月31日(金)、クロスパルにいがたにて
「第8回 屋外広告タウンミーティングにいがた2025」を開催いたしました。
今年のテーマは「サイン修景」。サインを景観の一部として捉え、
まちの魅力を高めるための在り方を、産官学の視点から深掘りしました。
■ 開催概要
日時:2025年10月31日(金)13:30〜16:30
会場:クロスパルにいがた 5F 交流ホール2
主催:新潟県広告美術業協同組合
共催:新潟県屋外広告士会
後援:新潟県・新潟市
■ プログラム構成
第1部|新潟市の取組(塩谷友朗 氏/新潟市都市政策部)
新潟市が進める「サイン修景」の取組みについて、景観とサインのルール策定の背景や、
古町花街地区での具体的な事例を紹介いただきました。
第2部|基調講演(橋本 学 教授/新潟大学)
「サイン修景に期待されること」と題し、グラフィックデザインや
地域アートプロジェクトの事例、都市再開発と環境芸術の視点から
サインの可能性と修景課題についてご講演いただきました。
第3部|The・座談会「産官学それぞれの視点から見えるサイン」
パネリストに橋本教授、塩谷様(新潟市)、菅澤様(新潟県)を迎え、
コーディネーター佐藤副理事長進行のもと、条例遵守による白面化の課題や、
違反広告の景観への影響など、現場のリアルな声を踏まえ多角的な視点から
議論が交わされました。
■ 今回のポイント
①サインは「景観の中に埋もれた小さな存在」だが、まちの印象を大きく左右する
重要な要素。
②白面化や規制対応の現状に対し、制度と創造性のバランスをどう取るかが今後の課題。
③サイン修景は、行政・専門家・業界・市民が連携して進める「まちづくり」の一環。
私たち組合員は、それぞれ異なる得意分野を持ちながらも、「サイン」という
共通のテーマでつながっています。
そんな仲間たちが一堂に会し、官民連携でまちづくりについて考え、
語り合える機会はとても貴重でした。
今後も当組合では、地域に根ざした景観形成とサイン業界の発展に向けて、
関係機関と連携しながら取り組んでまいります。
来年は長岡での開催を予定しています。ぜひまたご参加ください。
理事長 小林義克